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極私的 ラスベガスの基本情報(3)ホテル

カジノにちょこっと興味のあるみなさん、こんにちは。

超私的ラスベガス基礎情報の第3弾は、ホテルについてです。せっかくの海外旅行ですから、たとえカジノがメインで部屋には帰って寝るだけとはいえ、ゆっくり休む時間も快適に、そしてお得に泊まりたいですよね。ラスベガスのホテルの概要を知っていただき、ホテル選びの参考にしていただければ幸いです

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空港からホテルへの移動

ラスベガスのメインストリート、ストリップ大通には客室数4000室を超える巨大ホテルが軒を並べています。「軒を並べる」と言うのは日本語の表現であって、余りにも大きいため、ほんのすぐ近くに見える隣のホテルでも電車の一駅とまではいかずとも、相当距離があります。歩いて10分で行けるのは近い方です。巨大なホテル間を専用のモノレールで結んでいるところもあります。こうなると、文字通り隣のホテルまで一駅ということになります。

ラスベガスの空の玄関口マッカラン国際空港に到着すると、ストリップ大通の南にあるピラミッド形ホテルのルクソールマンダレイベイホテル、エクスカリバーホテル等がすぐ目の前に見えます。これならわざわざタクシーに乗るまでもないとうっかり歩き出すと、えらいことになります。例えば空港からルクソールまでは3.2kmほどありますから、まさにすぐそこに見えているオアシスになかなか辿り着かない砂漠に放り出された旅人気分を味わうことになるでしょう。

空港からホテルまで、シャトルバスや路線バスもありますが、タクシーでも15ドルから精々20ドルくらいですから(uberでは9ドルほど。携帯で車が呼べて値段もお得なuberの登録はこちら。)、これを利用するのが最良の方法です。

遊び心あふれるラスベガスのホテルたち

巨大ホテルにはそれぞれテーマがあります。街全体がアミューズメントパークかの如くです。エジプトがテーマのルクソールはホテル自体がピラミッド、中にはスフィンクスの縮小レプリカ(といっても馬鹿でかい)や遺跡から発掘された遺物が陳列されています。ストリップ大通の北端に位置するストラトスフィアホテルは、成層圏を意味するその名の通り、ラスベガス随一の350メートルの高さを誇るタワーが売り物のホテルです。まだこのタワーに登ったことはありませんが、ここからの眺めは昼も夜もなかなかのものだそうです。

その他にもニューヨークニューヨークには自由の女神、パリスホテルにはエッフェル塔凱旋門、シーザースパレスホテルにはローマの遺跡、ヴェネチアホテルには運河が流れており、ゴンドラが行き交っています。火山の噴火ショーを行なうミラージュホテル、広大な湖があるベラッジオホテル等、各ホテルが様々な趣向を凝らしています。馬鹿々々しいと言ってしまえばそれまでですが、これだけまとまると、なかなか見応えがあります。

ホテルの宿泊料

ホテルにはピンからキリまでありますが、総じて言えば、宿泊料は日本の同程度のホテルに比べて低額です。1部屋ごとの料金で、1人で泊まっても、2人で泊まっても、料金は同じです。ぼくたち一般庶民が泊まる安い部屋でも日本のホテルより広く、ベッドも大きく余裕があります。難を言えば、浴槽が浅く、肩までゆったり浸かれないことです。これはアメリカ人にはそのような習慣がないためであって、中には浴槽そのものがないホテルもあります。贅沢をして、良い部屋に泊まりたければ、ジャグジー風呂付の上等な部屋はいくらでもありますが、ホテルは帰って寝るだけ、カジノ資金を少しでも多く確保することを優先すると割り切ってしまえば、安いホテルの安い部屋でも十分快適に過ごせます。

同じホテルの同じ部屋でも、平日と週末とでは、2倍から3倍の違いがあります。これは、ラスベガスのホテルが部屋の稼働率を少しでも高くしようと努力しているためで、需要の大きい週末は当然料金も高くなり、需要の小さい平日はその分安くなるのです。特に需要の大きい時季には、ホテルによっては週末だけの宿泊はお断りと言うところもあるようです。

ホテルのグレードは、大まかに言うと、ベラッジオ、ヴェネチアン、ウィンラスベガス等のAAクラス、シーザースパレス、ミラージュ、MGM、マンダレイベイ等のAクラス、パリス、プラネットハリウッド、モンテカルロ、ニューヨークニューヨーク、ルクソール等の準Aクラス、TI、フラミンゴ、バリーズ、ハラス等のBクラス、ストラトスフィア、LINQエクスカリバートロピカーナホテル等はCクラスにカテゴライズされます。

立地が悪いホテルはその分宿泊料金が安いわけですから文句は言えないのですが、どこへ行くにも移動費がかかります。もっとも、どのホテルに泊まっても移動費が必要なわけで、それが若干高くなるだけだと割り切ってしまえば、リーズナブルなホテルを選ぶことも選択肢としては検討に値します。また、一般に宿泊料金の安いホテルのカジノでは、テーブルゲームのミニマムベッドが小さく、初心者や手持ち資金の少ない方にとっては遊びやすくなっています。

プレイヤーズカードとコンプ

カジノで遊ぶたびにその履歴が記録されてポイントが貯まっていくプレイヤーズカードを作っておくと、ホテルにお得に泊まることができることがあります。プレイヤーズカードについては改めて詳しく取り上げようと思いますが、要はカードを持っていればゴールド、プラチナ、ダイヤモンドなどカードのステータスに応じて、各種割引や特典を得ることができるシステムです。

このプレイヤーズカードのホテル宿泊についての特典は、カードホルダーとして専用ページにログインしてホテル予約画面を見ると、そのプレイヤーズカードの系列ホテルの部屋が市販価格よりお得な料金で提供されること。例えば、ある日のバリーズの料金は、エクスペディアでは274ドルからであるのに対し、シーザースホテル系列のプレイヤーズカードプログラム「トータルリワード」のゴールドステータス(いわゆる「平」)会員には207ドルから提供されています。

また、金額の代わりに「Comp」と書かれている場合があります。これは、コンプリメンタリー(Complimentary)というホテル用語の略で、部屋を無料で提供するという意味です。下位のステータスで、かつあまり実績がないと、COMPで提供されるのはほとんど平日のみ、チラホラ出てくる程度ですが、カジノでそれなりに遊べば遊ぶほど実績が積み上がっていくので、何度かラスベガスに通えば、基本的に部屋はタダ!となることも夢ではありません。特に、前述の「トータルリワード」は、少ない実績でも積極的にCOMPを出す傾向があります。

ただ、コンプ料金といえども、1銭も払わずに泊まれるわけではなく、リゾート・フィーというものを払わなければなりません。このリゾート・フィーとは、ラスベガスのホテル独特の制度で、インターネット接続料であったりジム使用料であったりとその名目は各ホテル独自の規定に準じますが、宿泊費とは別に1泊あたり10ドル程度から高いところでは40ドル近く徴収される料金で、さらにここにホテル税が課されます。

要するに、見た目の値段を安くするための方便なのですが、非常にわかりにくい制度で、ホテルによっては、予約時にはトータルとして表示されている宿泊費とは別に、小さく注意書きとして記載されていることもあるので、予約時には注意が必要です。

 

「超私的ラスベガスの基本情報」シリーズ(1)と(2)はこちら

http://enjoycasino.tokyo/2017/02/09/118

http://enjoycasino.tokyo/2017/02/11/133

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