理論の実践を邪魔するものとは カジノ必勝総論中編
カジノにちょこっと興味のあるみなさんこんにちは。
さて、前編に引き続き、カジノで勝つための秘訣中の秘訣、「上がり時」のお話をしてみたいと思います。
それではさっそくLet's go!
[toc]
理論の実践を阻む「4つの限界」
さて、最初に前編のおさらいをしてみましょう。
- カジノゲームでは、大数の法則により収益がハウスエッジに収斂される。
- つまり、マイナスのときはプラス方向に、プラスのときはマイナス方向に力が働く。
- したがって、負けているときは勝つまで止めない、勝っている時はさっさと止める。
- ただし、この理論を実践するためには、障壁がいくつかある。
「カジノゲームは上がり時が大事」という事実は、カジノに行ったことのない人でも知っていることではありますが、実践できている人はほんの一握り。実践できない理論は便所紙と一緒です。
では、なぜ実践できないか。それは、4つの限界があるからだとぼくは考えます。一つずつ見ていきましょう。
その1 心の限界
前編でもお話したとおり、人はいま起きていることが、ずっと続くように思いがちです。
特に、負け続けて平静でいられる人はそんなに居ないでしょう。また、外国語が飛び交うアウェイの状態で、初めてのテーブルゲーム、となると、どうしても気圧されてしまいます。
そのほかにも、不安が心をよぎることは日常茶飯事です。なぜなら、我々は不確実なことがとても苦手であるにも関わらず、カジノゲームでは「不確実な未来」と直接対峙しなければならないからです。
しかし、勝つためには平静さを失ってはいけないのです。「不確実な未来」を直視して、相手の正体を良く見ることが肝要です。
その2 体力の限界
意外と無視できないのは、この体力の限界です。カジノは24時間いつでも開いています。深夜の戦いでは、不意に睡魔に襲われることもあります。また、ぼくがおすすめするクラップスでは、基本立ったままの戦いのため、いわゆる長期戦(負けに耐える戦い)では足腰が弱ってきて、それが心理的にもマイナスに作用することになります。こうした眠気や疲れの中でも、正確なストラテジーの実践が求められるのです。
その3 時間の限界
我々旅行者としてカジノを楽しむ者には、必ずついてまわるのが、「タイムリミット」です。「勝つまで止めない」と強く心に誓ったところで、帰りの飛行機の時間は絶対です。これはもう、「そういう限界があるもの」として戦略を立てるほかありません。
そのほかにも、ショーが始まる時間、ツアーの集合時間、同行者との待ち合わせ、etc・・・。時計が気になって勝負に集中できない状況は、間違いなく勝負ではマイナスに作用します。
その4 お金の限界
ある意味、これが最大の限界だとぼくは思います。例えば、超有名なカジノ必勝法に「マーチンゲール法」というものがありまして、これは単純に「負けたら次に倍賭ける」というもので、1回勝てばチャラ、になるはずのものです(昔羽田からの帰りにタクシーの運ちゃんにも薦められました・・・)。
しかし、よく考えてみてみると、これは実践に耐えられるものではありません。例えば10ドル賭けて負けたら20ドル、また負けたら40ドル、80ドル、160ドル・・・とどんどん必要金額が増えていくほか、テーブルにはmax bet といって、最大賭けられる金額が決まっています。7連敗して1280ドル賭けようとして「max betは1000ドルだよ」と言われればもう終わりです。
そのほかにも、お金がなくなって続けられないといういわゆる「負けきり」は、絶対やってはいけない最悪の一手なので、よくよく対策を考えなければなりません。
限界に対処するということ
さて、こうした限界に対し、我々弱小ギャンブラーたちは、どのように対処していけばよいのでしょうか。
具体的な方法論は、ちょっと長くなるので後編に譲ることとして、スローガン的なことをひとつ記しておきます。
「限界はある。それをどこまで小さく収めるかが問題だ。」
人生でもカジノでも、全てが恵まれた環境や条件でプレイすることなどありません。課された条件の中で、最適になるためにはどうすればよいか、悪影響を出来るだけ小さくするためにはどうすればよいか、それを考えてこそ、人は成長できるのではないでしょうか。
しかし、安心してください。カジノにおいて、それはそんなに難しいことではありません。カジノではテクニック的なことよりも、精神的なことのほうが、ずっと大きな意味を持ちます。言い方を変えれば、心ひとつで何とかなるようなことの方が多いのです。
また、どんな限界があるのかを事前に知っておけば、そこへの対処法もまた見えてくるものです。そういう意味では、課題が分かれば7割方課題が解決されたといっても過言ではないでしょう。
ぼくがブログにツラツラとカジノでの勝ち方を書いているのは、多くの人に「勝つ喜び」を知ってもらいたいからです。カジノで勝つことは、相手が確率論である以上、戦略も立てやすく、ある意味そんなに大変なことではないです。
もちろん人生は勝ち負けだけではありませんが、これはだいたい勝てる、というものがあると、自信をもつことができるし、他人の幸福も素直に喜べるようになると思うのです。
ぜひラスベガスで、一緒に勝利を分かち合いましょう!
前編はこちら