極私的 ラスベガスの基本情報(2)ドル・両替・チップーお金にまつわるエトセトラ
カジノにちょこっと興味のあるみなさん、こんにちは。
前回に引き続き、今回もラスベガスってどんなとこ?というお話です。クレジットカードが使える場所が多くなってきている昨今ですが、移動やちょっとした食べ物など、海外に着いてすぐになにかと必要になる現地通貨。なんといっても、肝心のカジノで遊ぶにも現金が必要です。今回はそんなお金にまつわる話題です。
[toc]
通貨と換算レート
カジノゲームでは、基本現金しか受け付けてもらえません(もちろんカジノ内のレストランやカフェ等はクレジットカードが使えます)。そのため、比較的大きな額の現地通貨を、現金で入手する必要があります。
ラスベガスで使える通貨は言うまでもなく、米ドルです。本日(2017年2月11日時点)の為替レートは、1ドル113.50円位です(米ドル/円為替の確認はこちら)。ただし、これは少なくとも10万ドルくらいの単位で為替取引する場合のレートであって、一般庶民が数千ドルを両替する場合には、この為替レートに銀行の手数料が加算されたレートが適用されます。三菱東京UFJ銀行のウェブサイトで確認してみたところ、円をドルの現金に替える場合には、1ドル116.54円、ドルを円の現金に替える場合には、1ドル110.74円でした。つまり、銀行は円からドルへ交換する場合にもドルから円に交換する場合にも、それぞれ1ドル当たり3円くらいの手数料を取っているわけです。現金ではなくアメリカン・エキスプレス発行のトラベラーズ・チェックからの換金は2円ほど有利なレートになるようですが、2014年に日本国内での販売は終了しており、現在も換金はできるものの新たに入手することはできません。
ちなみに、クレジットカードを使用した場合、使用から数日後の為替レートを基準として、さらにカード会社の事務処理コストを加算してから円に換算して請求されます。クレジット会社が多額の決済をするため、個人が銀行で両替する際の交換レートに比べて多少有利なレートが適用されるようですが、大勢に影響ありません。参考までに、JCBカードでは換算レートについて以下のように説明しています。
(1) 換算日 JCBが海外の加盟店などに、お客様のご利用代金の支払い処理を行った日が換算日となります。 海外でご利用の場合、通常ご利用日から約3~10日ほどでご利用データがJCBに到着しますが、国・地域・加盟店ごとに到着のタイミングが異なるため、具体的な処理日はご案内いたしかねます。 (2)換算レート 海外でのご利用に関わる事務処理コスト1.60%を換算日の基準レートにプラスして日本円に換算します。 *JCBウェブサイト よくあるご質問 (個人・法人のお客様)より引用 https://jcb.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/822 (2017年2月11日アクセス)
使い勝手の良い国際キャッシュカード
トラベラーズ・チェックに代わる安全な現金入手の手段として非常に便利なのが、海外ATM対応の国際キャッシュカードです。これは、日本国内の銀行が発行するキャッシュカードなので、その銀行口座にお金があれば、海外にいてもその口座から現地通貨で引き出すことができるカードです。
また、銀行で発行されている国際キャッシュカードは、国際ブランドのカード会社(VISAやJCB)と提携しているので、口座残高を上限に、デビットカードとしてVISAのマークのある店で買い物や食事の支払いにも利用することができます。その意味で、クレジットカードを持つのに抵抗がある方でも安心して利用出来るカードです。都市部への旅であればATMを見つけることは容易く、また大抵のATMは国際キャッシュカードに対応しているので、必要な時に必要な分だけ換金でき、非常に小回りが利きます。
ただし、通常の換算レートに1.8〜3%ほどが加算され、さらにカードによっては1回あたりの引き出し手数料が108円から216円かかる場合もあるので、我々庶民の扱う額に対する手数料は微々たるものとはいえ、みすみす余分に払うことのないよう計画的に利用したいものです。また、1日に引き出せる上限が設定されている点にも注意が必要です。
このブログを読んでくださっているみなさんにこんなことが起こらないと信じていますが、仮にカジノで用意していた現金を全て吸い取られてしまったなんていう非常時には、このカードが救世主(もしくは悪魔の囁き?)となるかもしれません。
国際キャッシュカードについては、下記のSKYさんのブログ「自力で海外一人旅」で詳しく紹介されています。ぼくは年会費も引き出し手数料も無料の、ジャパンネット銀行の国際キャッシュカードを利用していますが、新生銀行も人気があるようです。カードの発行にはある程度の時間がかかるので(私の場合は申し込みから1週間ほどかかりました)、余裕をもって準備したいですね。
http://first-backpacker.info/preparation/money/33
現金の両替はどこでできるのか
いちいちATMで引き出すのは面倒だと言う方は、どうせカジノで使うもので、増やすも減らすも為替レートが問題になるほどの金額ではないと割り切って、全額現金のドル札に両替しましょう。
100ドル余計に儲ければ、為替レートの多少の有利、不利などは問題になりません。要は勝てば良いのです。ただし、現地の空港でも主だったホテルでも、円からドルへの両替は可能ですが、所によって交換レートはまちまちで、一般的に、相当不利なレートが適用されます。ラスベガスでドルを円に替えたいと思う人はほとんどおらず、現地における円の需要が小さいため、どうしてもそうなってしまうのです。
というわけで、米ドルを入手するには、日本国内で必要な両替を行うことをお勧めします。(逆に、香港ドルやシンガポールドル、タイバーツなどを入手する場合は、圧倒的に現地での両替が有利ですので、決して日本で大金を両替してはいけません。)
成田空港や羽田空港に入っている銀行窓口で両替するのが一番わかりやすいと思います。もう少しレートが有利なものとしては、大黒屋等の一部のチケットショップや、ネット両替(クレカで払うと紙幣が送られてくる)などがあります。いろいろな事業者がいるので、安全性を含めて自己判断で。
また、100ドル札ばかりだと、タクシーの支払いをする際など、簡単に釣銭が出て来ないことがありますので、20ドル、10ドル、5ドル、1ドルと各種の札に両替しておくと便利です。特に、1ドル札は、チップを渡す際には欠かせませんので、少し多めに両替しておくとよいでしょう。
日本人には馴染みのないチップの渡し方
心づけ、寸志、おひねり、tip、いわゆる「チップ」。カジノで使用するプラスティック製、あるいは金属製の現金の代用品はchip。全く別物です。チップはなるべく気前良く渡すように心がけましょう。日常的にチップをやり取りする習慣のない日本と違って、アメリカではチップを貰うことを前提にして労働者の給料が決められています。つまり、労働者にとってチップは正当な労働の対価なのであって、これを渡さないと、賃金の一部が支払われないことになってしまうのです。労働者を雇用しているわけでもない客がどうして労働者の賃金の一部を支払わなければならないのか、との反論もあろうかと思いますが、郷に入っては郷に従えということで、日本の常識は通用しないと観念して、現地の習慣に従って行動して下さい。
チップの相場は、おおむね、料金の10%から15%くらい。まあ切の良い金額を出して、釣りはいらないよ、と言う具合にするのがスマートでしょう。レストランで食事をしてクレジットカードで支払う場合には、伝票にチップの額を書く欄があるので、請求額にチップの額を加えてサインすればOKです。ブッフェ(バフェィ)で食事する際には基本的には必要ありませんが、飲み物を運んでくれるウェイターやウェイトレスにその都度1ドル、2ドルと渡しても良いですし、席を立つ際、まとめて何ドルか置いて来ても良いでしょう。部屋のベッドメイキングには2ドルくらいを枕元に、タクシーを停めてもらったら1ドルくらい、タクシーから荷物を出して運んでくれたらまた1ドル、という具合にこまめに渡すと、常識をわきまえた日本人だと評価してもらえることでしょう。これまで、現地の常識をわきまえない日本人が多くいたため、チップに関しては、概して日本人の評判は良くありません。これから度々ラスベガスを訪れることを考えているみなさんには、次回の来訪の際に今渡すチップが役に立つものと考え、チップをケチらないようお願いします。なお、カジノにおいては、飲み物は全て無料ですが、運んで来てくれるカクテルウェイトレス、バニーガール、(ほとんどの場合はバニーオバサンですが)には1ドルか2ドル渡して下さい。その場合、カジノチップでも勿論OKですが、うっかりすると高額チップを渡してしまうと余程勝っていて気前の良い日本人だと言うことになってしまいますから、ご注意下さい。
一度両替した米ドルは次回まで持ち越す
このブログの読者のみなさんは、おそらく行きよりも多くの米ドルを持って帰国される方が多いでしょう。そんな時は、再びドルから円に戻すのではなく、ドルのまま持っておく方が後々便利です。
ものすごい円高になったりしたら話は別ですが、何度も両替を繰り返してその都度手数料を支払うよりは、どうせまたラスベガスに来るのですから、その時のために残しておくと、次回に両替する手間も省けますし、渡米に向けた心理面でのハードルも低くなります。ちなみにぼくは、手持ちのドルで回せるようになっているので、この5年は米ドルへの両替を行っていません(日本円への両替はたまにやりますが)。「これは通貨危機に備えたドル資産なんだ」と自分に言い聞かせれば、良心の呵責も低く抑えることができるでしょう。
(そういう意味では、ラスベガス訪問も「ドル資産形成の旅」となり、人生設計の上でも、むしろ積極的に行うべきことという整理ができるでしょう。家族の理解が得られるかどうかは別として。)
また、米ドルがあれば、アメリカ本土だけでなく、ハワイやグアムなどのビーチリゾートに行っても使うことができますし、発展途上国などでは、日本円は両替できないのに、米ドルはできたりする場合もあったりするので、ある程度は持っていて損はないと思います。
ともあれ、家に置いておくのが不安になるほど勝って帰国したいものですね。
極私的 ラスベガスの基本情報(1)地理・食事・治安・移動
カジノにちょこっと興味のあるみなさん、こんにちは。
今回から数回にわたって、ぼくが大好きな街、そして世界のカジノの総本山とも言うべきラスベガスは、いったいどんなところなのか、というお話しを、個人の独断と偏見を全面に出しながら書いていきたいと思います。
初回は、地理や食事のお話です。
photo by 梶野カツオ
ラスベガスの地理・気候・時差
アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス。北緯36度05分、西経115度10分で、標高は664メートル。大体埼玉県と同じくらいの緯度にありますが、砂漠地帯にあるため降水量は少なく、年間105ミリくらい。四季を通じて、朝と夜の温度差が大きく、時には冷え込むこともありますが、概して冬でもそれ程寒くはありません。参考までに、2月の平均最低気温は3度くらい、平均最高気温は17度くらい。夜に外を歩くときはさすがに肌寒いですが、このときもホテルの中は猛烈に暖房が効いているため、日本の寒さを想定して暖かい服装を用意して行くと、かえって暑すぎるくらいです。グランドキャニオンに行く時以外は、重装備の必要はありません。特にカジノ内では軽めの服装が適しています。
ちなみに、現地の人々の服装はあまりあてになりません。以前、冬のグランドキャニオン(2℃でした)に行った際、半袖Tシャツ1枚で渓谷を眺める青年がいました。。。。しかも、背中には汗じみが・・・。 日本との時差は、夏時間で-16時間、冬時間(標準時間)では-17時間です。例えば、ホテル到着時刻が現地時間の正午だとすると、日本時間ではまだ午前5時頃ですから、「無事着いたよ」という電話は時間を考えないといけませんね。
「日本時間は現地時間の5時間前。但し午前午後をひっくり返して、日付は1日先」
と覚えましょう。
ラスベガスの食事情
あえて言います。アメリカ人は大食いです。日本人の通常の感覚では到底不可能だと思えるような量を平らげてしまいます。ですから現地のレストランで注文する場合は、一品ごとの量が馬鹿々々しいほど多い、と言うことを念頭に置いておかなければなりません。
例えば、1人でサラダとビーフシチューとクラブハウスサンドを注文したとすると、完食することが出来たのはサラダだけで、ビーフシチューやクラブハウスサンドには殆ど手が付けられない、と言う事態にもなりかねません。クラブハウスサンドの付け合せに出てくるポテトフライがとんでもない量で、それだけでも一日の摂取カロリーの許容量を超えてしまうのではないかと思えるくらいです。
従って、一人で何品も注文するという無謀なことはしないで、2人で1人分、精々3人で2人分くらいの気持ちで頼むのが安全です。日本人は出されたものは残さず全部食べるのがマナーだと教えられて育ってきたため、食べ物を残すことに抵抗があるものですが、アメリカではそのような日本人の感覚は通用しません。現地においては、食べられるものを捨ててしまうのは勿体ない、などという考えは捨てて、食べられる量を適切に食べ、それ以外は大胆に残すことに徹するのが体調を維持し楽しく過ごす秘訣です。また、残った料理をパックに入れて持ち帰ることができることもあるので、店員に聞いてみるのもいいでしょう。
食物に関するアメリカ人の感覚は、量の点だけでなく、質の点でも日本人の感覚とは異なります。アメリカ人が日常的に食べているものは、一般に大味で、デザートのケーキは勿論のこと、中華料理店のラーメンに至るまで、甘く味付けられていることが多いです。日本人の感覚ではこのような味付けを理解することは難しいですが、味覚の違いだからと諦めて旅の醍醐味としてそれすらも楽しんでしまいましょう。
そんな中、割と(味覚的に)安心できるのが、ザ・アメリカなファストフード。ハンバーガーショップでは、ラスベガスでは定番の「In-N-Out Burger」や、ニューヨーク・ニューヨークホテルには2015年に東京に進出して休日は数時間待ちという「Shake Shack」があります。また、プラネットハリウッドホテルにある「Earl of sandwich」も個人的に気に入っており、よく行きます。その他、各ホテルのブッフェ(バフェィ)なども充実していますので、カジノの合間に食べ歩くのもいいですね。
大味なファストフードではなく、おそらく健康志向がそうさせるのだろうと思いますが、アメリカ人の中にも日本食ブームが静かに拡がっていることもまた事実です。ただ、現地の一般的な日本食レストランの味のレベルは、仮に日本で同じ物を同じ値段で出したとしたら、まず客は寄り付かないだろうという程度のものですので、ラスベガスの滞在が長くなって余程日本食に飢えていない限りはおすすめしません。
ラスベガスの治安状況
ラスベガスの治安状況は、概して良好です。中心部に限って言えば、ラスベガスは全米でも屈指の治安の良さを誇ります。これはある意味当たり前。カジノ都市ですから、観光客はたくさんの現金を持ち歩くわけで、治安が悪くなれば誰もこの町に近寄らなくなるでしょう。したがって、多くの観光客を呼ぶために、ラスベガスは安全に気を遣い、ギャンブルからの収益の相当部分を治安の維持のために費やしているのです。深夜2時・3時にメイン通りであるストリップ大通を1人で歩いていても、強盗に襲われる心配は殆どありません。
しかし、それはラスベガスに強盗を働くような悪人が1人もいないと言うことを意味するものでは勿論ありません。メイン通りから一歩外れた路地の暗闇では、何が起こるか保証の限りではない、と言うのが世界共通の実情です。ギャンブルで大負けし、逆上して強盗に変身した者の被害に遭わないようにするため、怪しげなところには近付かないようにしましょう。
ラスベガスの交通事情
ラスベガスにはタクシーやバス、モノレール、人力車等色々あります。ストリップ大通の北から南までタクシーに乗っても精々20ドル位だろうと思いますから、タクシーやUBERを利用するのが一番便利です。但し、タクシーは各ホテルでしか乗客を乗せてはいけないことになっているので、流しの車を拾うことは出来ませんが、どのホテルにも客待ちのタクシーがいるので、タクシーに乗るまで長い時間待たされる、と言うようなことはありません。 モノレールは、提携しているホテル間を無料で結んで運行しているものと、2004年に営業を開始したストリップ大通を南北に縦貫するものとがあります。移動の手段としては後者の方が優れていることは言うまでもありませんが、前者が無料なのに対して後者は有料(5ドル)で、乗り場もストリップ大通りから少し離れた場所にあるのが難点です。
ストリップ大通りは平坦で、勿論歩道が整備されていますから、ぶらぶら歩いてみるのも悪くありません。ただ、移動するために歩くには非常に歩きづらい街で、距離的にはそれ程離れているわけではないのに、歩いてみると意外に時間がかかることがしばしばあります。なぜ歩き辛いかと言うと、大通沿いのホテルはなんとか歩行者をホテルのカジノへ誘導しようといろいろ工夫を凝らしており、歩いて移動するのを意図的に難しくしているからです。道路の向かい側のホテルに行こうとしても、目の前に横断歩道はないので、遠回りして歩道橋を上ったり降りたりして行かなければならず、手前のホテルを出てから向かい側のホテルに辿り着くまで10分以上もかかってしまうことを考えると、つい歩いて移動するのが億劫になってしまって、手前のホテルに留まるように仕向けているのです。全く、ラスベガスは客をカジノに引き込み、引き込んだ客を逃がさないと言う点では徹底しているのです。
発想の転換!カジノで勝つための本当の「上がり時」 カジノ必勝総論前編
カジノにちょこっと興味のあるみなさんこんにちは。
今回は、カジノで勝つための秘訣中の秘訣、「上がり時」のお話をしてみたいと思います。
この話は、常識的に言われていることとは真逆のことも含まれますので、頭を柔らかくして読み進んでいってくださいね。
ちなみに、繰り返しですが、ここに書いてあることは全て、
ラスベガスで実際にやってみて、成功している方法
です。
それでははじまりはじまり。
プレイヤーが決められるたった二つのこと
これまでのエントリーで、カジノのほとんどのゲームは、「確率との勝負」であり、常勝を目指すためには、「ハウスエッジの低いゲーム」で、「期待値の高い方法(ストラテジー)をとる」ことが必要であることをお話しました。
ということは、プレイヤーは、平均的に勝ちを収めようとするならば、基本的には「プレイの内容は既に決められてしまっている」ということになります。これはマージャンや将棋などと大きく異なる点です。
では、プレイヤーに残された「自主決定権」は何でしょうか?
それは、
- プレイをするかどうか
- そのプレイにいくら賭けるか
の2つだけなのです。
ある意味極めて簡単。しかし、同時に、本能と理性の大葛藤という人類普遍の大難問にぶち当たる問題でもあるのです。まさに「ヒゲとボイン」の世界です。
これを、ラスドリ的に分析してみたいと思います。
続きを読む【超速報!】ヒルトンのHHONORSが変わるらしい件
1.新しいポイント+マネーの導入
これまでは、固定値で提示されていた(提示されないホテルも多かったけど)ポイント+マネーが、可変式になります。利用者は、スライドバーを自分で動かして、ポイントとお金の割合を自由に決めることができるらしいです。 なお、これは2月下旬に登場とか。2.アワードのカテゴリー表なくなる
1番と関連して(?)、これまでのアワード表がなくなるそう。デルタと同じやん!と思いつつ、どうも各カテゴリーの最大値は変えないと言っているそうです。ほんまかいな。まあでも今でもべらぼうなポイントが表示されたりする場合があるので、大勢に影響はないかも。3.ヒルトンのポイントがアマゾンで使えるように
これはタイトルそのまんま。今年の終わりくらいに始まるそうです。1ポイントがどれくらいに換算されるか等はいまだ不明。4.ポイント共有(プール制)開始
10人までの間でポイントを共有できるようになります。プールしてあるポイントは、メンバーなら1,000~500,000ポイントまで自由に使えるらしいです。家族だけでなく友達でもいけるらしい。5.ダイヤモンド資格の期間延長(1回だけ)
ダイヤモンド資格をキープできなかった際、救済措置で1回だけもう1年ダイヤを延長できるようになります。え!ほんと!と思ったところ、しっかりと条件が。ダイヤを3年続け、生涯宿泊250 泊 または 500,000 base points 稼いだ人が対象ですって。ステータスマッチ組の俄かダイヤは関係ありませんね(当たり前か)。6.雑感
ハイアットに続いてヒルトンも大幅改定と聞いて、嫌な予感がしたのですが、そこまでおかしな改悪ではない模様。 個人的には、シンガポールコンラッドの破格P&Mがどうなるのかが気になりますが、P&M自体は単純なポイント宿泊より使いやすい印象だったので、ちょっと期待です。カジノのハウスエッジの真実
ハウスエッジの前提条件
ハウスエッジを考える上で気をつけなければいけないことの第1点目は、その前提条件です。 カジノゲームのハウスエッジは、ほぼすべて「確率」をベースにして、「射幸心」をスパイスして算出されています。 その確率を算出する前提条件は、「プレイヤーが最適なプレイをすること」です。つまり、プレイヤーとしては、最大限努力して最適なプレイを(ストラテジー)しないと、ハウスエッジ的にはハンデを抱えての出走となってしまうということです。 これは初心者には結構重い事実です。 例えばルーレットなどは、どんな賭け方をしてもハウスエッジは一緒ですから、気が楽です。また、打つ台(ミニマムレート)によって控除率が違うスロットや、色々な賭け方ができるクラップスなどは、最初にきちんと「分のよい」賭け方を選択さえすれば、あとは単純に繰り返しワイワイやっていればいいだけです。 しかし、低控除率の雄(最近は改悪が目立ちますが・・・)ブラックジャック(BJ)では、最適プレイのためのストラテジー表を頭に叩き込み、どんな時も冷静にストラテジー通りのプレイを続けることが求められます。何度もバーストが続いても、ディーラーがBJを連発しても、隣の中国人が手札の合計が7なのにスタンドしても・・・。さらに、カジノごとに少しずつルールが異なるため、それに合わせたストラテジーでプレイしなければなりません。 もちろん、BJはそれを習得した上での楽しさもありますし、たまにはストラテジーを外して勝負してみたり、あるいは初心者向けの簡易ストラテジーというのもあって(0.14%だけハウスエッジが増える)、厳密にストラテジーに縛られなくてもとても面白いゲームです。 ぼくが伝えたいことは、 「よりよいハウスエッジを引き出すための方策を事前に学習した上でカジノに立ち向かうことが絶対に必要だ」 ということです。運頼みの丸腰で戦場に向かったところで、まず負けますし、運よく1、2回は勝って帰ることができたとしても、継続して無事で済むことは恐らくないでしょう。高配当には要注意!
ハウスエッジで気をつけなければならないことの第2点目が、高配当の誘惑です。 カジノに行くと、サイドベット(メインの賭け方の他に別の賭けを行う)で「役が揃えば高配当!」みたいな表示を良く見かけることがあります。 しかしこういうのが危ない!得てしてこの手の賭け方は、射幸心に訴えて人を集めてハウスエッジを高く設定しているものです。また、ハウスエッジがもし低かったとしても、「まず滅多に出ない目」に多くの配当を割り当てているとすれば、「いつもわりかし出る目」「まあたまーには出る目」の配当を低くすることで調整しているわけですから、なかなか表示どおりのハウスエッジの恩恵にはあずかれないです。 ぼくの経験上、CRAZY4という4枚のポーカー起源のゲームでさえ、ストレートフラッシュはごく稀に見かけますが、ロイヤルストレートフラッシュは一度も見たことはありません。もっと分かりやすく言えば、ジャンボ宝くじはハウスエッジ50%ですが、まず1セット3000円買って1500円が戻ってくることはないですよね?みんなの2700円を1等当選者がゴッソリ持って行っているからです。 これももちろん、カジノですから射幸心を全開にすることを咎める話ではありません。ただ、一攫千金系の賭け方は本筋の2-3割程度の掛け金にしたり、ゴッツリそこで勝負をかけるときも「ああ自分は分の悪い勝負に挑んでいるんだ。」という自覚の下で戦いに臨むべきであると思うのです。ハウスエッジはどうすれば分かる?
これまで述べてきた内容を要約するならば、- ハウスエッジの低い種目で勝負すべし
- 低いハウスエッジを引き出すストラテジーを身につけるべし
- ハウスエッジと配当の中身をよく観察すべし
カジノで勝つために、絶対に知っておかなければならないこと
胴元は絶対勝つの?ぼくたちは絶対勝てないの?
さて、カジノにちょこっと興味のあるみなさんは、 したり顔したか弱い羊の代弁者たちから 「カジノなんて、どうせ胴元が勝つように出来てるんだから、勝てっこないんだよ」 なんてことを言われ、唇をかみ締め、枕を濡らしたことはありませんか? 「カジノに行ってきちんとした方法で戦えば、まあ大抵は勝つよー」なんて普段からうそぶいているぼくは、割とよくこの台詞を返されます。 で、ぼくはこう返します。 「たしかに、前半は正解。でも後半は間違い」 当たり前の話として、サービス業、エンターテイメント業としてのギャンブルは、サービス主体である胴元が最終的には勝つように設計されています。だれも慈善事業として我々を楽しませてはくれません。 しかし、あくまで「最終的に」勝つわけであって、我々プレイヤーが付け入る隙はあるのです。 そこでまず、敵情視察。胴元がどうやって勝つのかを考えてみましょう。胴元の勝ち方には2つの方法がある。
胴元が勝つ方法は、大きく分けて2つあります。それは- 天引き方式
- 確率方式
ハウスエッジを知ろう!
ハウスエッジって、聞いたことありますか?日本語では「控除率」なんて言ったりします。あるいは「エレメンタリーリスク」なんて言い方もあります。それぞれ、実際はちょっとずつ違う意味なのですが、とりあえず全部ひっくるめて「ハウスエッジ」として覚えておきましょう! ハウスエッジとは、単純に言うと「全賭け金に対する胴元の取り分の期待値」です。難しい? 天引き方式の場合。これはとても簡単で、天引き率がズバリ「ハウスエッジ」です。例えば中央競馬なら、25%をJRAが天引いて、残りの75%を勝者に分配します。(最近は種別により20%だったり30%だったりしますが。)宝くじは50%を引かれて、残りの50%をみんなで分けます。 確率方式の場合。これはちょっと難しいかも。胴元側で算出した「50:50」の状態から、胴元側が自分が勝てるように上乗せした分がハウスエッジに当たります。例えばルーレットで赤または黒に賭けた場合、勝てば倍になって戻ってきます。ここで問題なのは、18個ずつの赤と黒のほかに、0と00と言う「緑」が混ざっているわけです。つまり「我々=18」VS「胴元=20」の戦いをして、配当は1:1しかもらえないのです。そのハウスエッジは約5.26%(計算式は(20-18)/38*100。)。ちょっとズルイですよね。でもこれが確率方式のハウスエッジの考え方です。胴元有利にならないと誰も胴元なんてやりませんよね。 ハウスエッジの考え方、お分かりいただけたでしょうか。まあ、細かい話は抜きにして、「ハウスエッジが低ければ低いほど、胴元不利、プレイヤー有利!」とだけ覚えれば無問題! ところで、鋭いあなたなら気づいたはずです。 「おや、競馬のハウスエッジ、めっちゃ高くない??」 そうなのです!日本の公営競技、あるいはパチンコ(一般に10-15%と言われています)は、総じてハウスエッジが高いのです!宝くじなんて、買い続けたら絶対に勝てない数字です。まあこれは一回当てれば絶対勝つ、と言うまた別の話にはなるのですが。 これに対し、カジノのテーブルゲームは良心的な数字が並びます。ルーレット5.26%、バカラ1.06%(実はバンカー側に賭けるのとプレイヤー側に賭けるのとで異なるのですが、細かいところはさておき)、ブラックジャック0.28%(!)、クラップス0.34%・・・ 「カジノのほうが全然勝てそうやん!」 そう、そういうことなのです。 しかし、敵もそんなにバカではありません。ハウスエッジには注意しておかねばならないことがあるのです。プロローグ ~カジノって実際どうなの?~
カジノに興味を持ったあなたへ
「カジノ法案成立!」「いよいよ日本にもカジノが!」
こんな報道がわんさかされている昨今、カジノって面白いのかなあ、でも怖い人がいて、ケツの毛まで毟られちゃうんじゃ。。。と、なんとなく怖いもの見たさ的興味を持っているヒトも多いと思います。
「実際のところどうなんだろう・・・」
そんな疑問に多少なりともお答えできるのじゃないかなと思って、このブログを立ち上げてみました。
私自身、この10年間にラスベガスに十数回と、マカオに5-6回、シンガポールに1回行ったことがあるだけの普通の勤め人ですが、これだけは声を大にして言いたいのです。
「カジノはめちゃくちゃ楽しい!!」
そう、これは間違いなく言えること。少なくともギャンブルを毛嫌いする人でなければ。いや、場合によっては、これまで毛嫌いしていた人だって、食わず嫌いなだけかもしれません。
カジノの楽しみ方は、人それぞれ
カジノに行ったことがある人ならきっと誰もが感じることですが、カジノはまさに「自由の楽園」。それぞれの人が、自分のお金を、好きなように賭ける。ああでもないこうでもないと工夫してみたり、ツイてるジンクスにこだわってみたり、黙々と無心にスロットを打ち込んでみたり。
そして、そんな色々な人たちと、情報交換したり、世間話したり、一緒に喜んだり、勝利をお祝いしてあげたりする。ディーラーやピットボスなんかも含めて、楽しくワイワイやるのが最高!英語が話せなくたって、笑顔とハイタッチで心は通じるもんです!(でも日本人でテーブル囲むと面白さが何倍にもなりますけど(汗))
カジノを長く楽しむためには、ちょっとしたコツも必要
ただ、もしあなたがここまで読んで、「よーし、じゃあ来週ラスベガスに行ってみよう!」と決意し、実際に行ったとして、最大限楽しめるかといえば、なかなか難しいかもしれません。
なぜならば、
「圧倒的なアウェー」
だから。恐らくラスベガスに初めて行く日本人の多くが、テーブルゲームに入れず、黙々とスロットを打って(ベガスのスロットは目押しとかない)、幾ばくか負けて帰ってくる。もちろん楽しいスロットもたくさんありますけど、帰りの飛行機で「まあもういいかな・・・」と思うこともあるかもしれません。それは、あまりにもモッタイナイ!!
普通の勤め人が、カジノをしっかりと、末永く楽しむためには、ぼくは次のことが必要なんだと思うのです。
- ルールやストラテジーはきちんと把握し、実際に練習してから行くこと。
- 最初はできれば経験者と行くこと。
- あまり負けない(出来れば勝てる)方法を身につけておくこと。
「最後のは、それが分かれば苦労しないよwww」とあなたは思ったことでしょう。しかし、これ、長く続けるためには結構大事なことなんですよ。外国に行くならもちろん旅費が、日本にカジノが出来たとしても、一定程度の軍資金がどうしても必要。これを毎回減らしていたのでは、なかなか継続的にカジノを楽しむことができません。
ぼくも最初の何回かは、多かれ少なかれ負けて帰ってきました。負けてもカジノ、そして街全体が楽しかった。しかし、4回目の負け戦は、当時のぼくにはちょっと響く(十数万円ですが・・・)ものでした。
「これを喰らっては、なかなか年に数回と言うペースは厳しいぞ・・・」
帰国後、なぜこんなに負けてしまったのかを考えてみたのです。すると、答えは意外と簡単なところにありました。
「分の悪い勝負を続けたから。」
そうなんです。カジノには、分の悪い勝負と、分の良い勝負があるのです。たいてい、分の悪い勝負は「一攫千金!」をチラつかせて射幸心を煽ります。煽られても結構!なんせ「自由の楽園」なんだから。しかし、長く続けるためには、分の良い勝負でしっかり勝っておくことも大事。なんだかんだ言って、勝てばそれだけうれしいものです。
そんなわけで、分のよい勝負を心がけて以降、9割方は勝って帰って来ています(ちょっと前まで10割だったんですが、その話はまた後日)。だいたい旅費からその倍くらいのプラスですが、怪我がないのが一番です。また、方法論はそんなに難しくなく(むしろ簡単すぎて退屈なくらい)、ときどき連れて行くカジノ初心者の友人たちも、大半は勝っているのを見ると、あながち運だけではないと思っています。あ、ただ運が悪いと負けます。あしからず。
気になる方法論は今後ゆっくりしていくとして、とにかく、このブログを読んで、「大人の社交場」であるカジノを実感し、余裕を持って楽しむ日本人が増えてくれれば、これ以上の望みはありません。
VIVA!CASINO!!